【看護師編】支給される制服は？

看護師は医療や介護の前線に立つ職種の一つであり、業務内容によっては血液などが付着することも少なくありません。また、感染症などに人一倍気をつけなければならず、服装を含めて清潔を保つ必要もあります。業務の特徴的に私服勤務はなく、制服の着用が義務付けられています。制服の支給があるのか、何枚支給してもらえるのかなど、職場選びの参考になる制服事情についてご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

制服の支給の有無を確認

看護師が職場を探すとき、制服の支給については気になるところです。採血や点滴、排泄介助など、看護師の業務は多岐にわたります。
看護師の制服はこのような仕事の特性上汚れてしまうことが多く、下ろしたての制服がその日のうちに汚れた！なんてことも往々にしてあります。汚れないように意識しすぎると良い仕事ができなくなるので、制服が汚れるのは仕方がないことといえます。そこで、看護師が就職活動や転職活動を行う際は、職場の待遇に制服の支給があるかどうかをチェックすることがポイントです。多くの医療機関では看護師の制服が支給されるようですが、必ずあるとは限りません。当たり前にあると思って「いざ就職したら制服が支給されない！」と慌てずに済むように、制服の支給の有無は事前に確認しておきたい情報です。

支給される枚数を確認

制服の支給がある場合、支給される枚数も職場によって異なります。病院の規模や、常勤か非常勤かによっても枚数が違うようです。制服の支給枚数でよくあるのは以下のケースです。

・3～4枚が平均
・2枚というケースもある
・毎年1枚ずつ支給
・支給自体がなく各自で用意

上記のように、制服の支給枚数は職場によって実に差があります。ミスマッチを防ぐためにも、支給の有無だけでなく支給枚数に関しても事前の確認をオススメします。制服に関してよく聞かれる声は、「もっと多めに支給してほしい」というもの。立ち仕事でフロアを忙しく右往左往する看護師は、冬場でも汗をかくことがあります。清潔を保つためにも制服は十分に洗い替えできる枚数がほしいものでしょう。また、梅雨時や真冬などは洗濯物が乾きにくいため、これらも考慮して十分な枚数を支給される職場が望ましいです。職場側としても看護師が良いパフォーマンスを維持できるように、余裕を持って制服を支給できる体制を整えるといいかもしれません。

人気が高いスクラブ

さまざまな種類の制服があるなかで、スクラブは人気が高いです。そして、スクラブの制服を採用する病院が増えているといわれます。その理由は、動きやすさやカラーバリエーションの豊富さ、生地の丈夫さや洗やすさなどさまざまなものが挙げられます。以前は女性看護師の制服といえばワンピースタイプの白衣一択といった感じでしたが、セクハラ防止の観点などから次第にパンツタイプの制服が浸透しました。こうした観点からも、スクラブは優秀なデザインといえます。スクラブは上下で別れており、多くの場合が男女兼用です。業務上、女性らしさ、男性らしさなどを追求する必要がなく、あくまで安全かつ円滑に医療行為にあたれることが重要です。
スクラブはVネックの半袖タイプで、Tシャツのような感覚で着脱できることが特徴です。伸縮性や耐久性もあり、繰り返しの洗濯に耐える作りになっています。シワにもなりにくく、自宅で洗ってもアイロンなしで次の出勤で着用できるのもうれしいですね。扱いやすさや動きやすさを重視したい看護師は、就職活動や転職活動の際にスクラブの制服かどうかも確認しておくと安心です。

転職を考える女性看護師は制服の情報も要チェック